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15- D- 0458 201 5 年 9 月 9 日
株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。
株式会社木曽路
(証券コード:8160)【据置】
長期発行体格付 BBB
格付の見通し ネガティブ
■ 格付事由
(1) しゃぶしゃぶの「木曽路」を主力業態とし、居酒屋の「素材屋」、食べ放題焼肉の「じゃんじゃん亭」な
どを中部・関東・関西を中心に展開する外食チェーン。14 年 8月に「木曽路」の 3店舗でメニューと異
なる食材使用を行っていたことを公表し、現在は再発防止及び顧客からの信頼回復に取り組んでいる。
(2) 不正販売問題の発生により「木曽路」で客離れが生じ売上が落ち込んだことで、15/ 3 期は減収減益とな
った。現状、対外的な対応は概ね完了し、社内ではコンプライアンス体制が構築されたほか、既存店売上
高前年比のマイナス幅は縮小傾向にあるなど、事態は収束しつつある。しかし、客数回復の足取りは緩や
かであり、中期的に低位の利益水準が続く懸念がある。今後、問題発生から 1 年が経過し宴会シーズンを
迎える中で、既存店売上高の回復状況を引き続き見定めていく。自己資本は厚みがあり、高い財務の安定
性に変化がないことから、格付を据え置くものの、見通しはネガティブを継続することとした。
(3) 不正販売問題に関する第三者委員会の調査報告書によれば、対象店舗は当初発表された 3 店舗のみで関与
者も限定的であったことが判明した。また、早期に全社を挙げた調査を実施し再発防止策を講じたことで、
社 内 の 意 識 は 変 わ り つ つ あ る 。 前 期 期 中 で の 問 題 発 生 で あ り 、 そ の 反 動 増 減 の 影 響 も あ っ て 、 当 社 は
16/ 3 期について「木曽路」の既存店売上高をほぼ横ばいと想定し、全社の売上高、経常利益をともに前
期並みと計画している。J C R では、「木曽路」の業界内で差別化されたポジションからすれば客離れの解
消は可能と考えるが、その客数の回復のスピードに注目している。
(4) 「木曽路」の売上構成比が 8 割以上を占めるなど、同業態への依存度が高い。従前より収益源の多角化が
遅れており、他業態の開発と出店を進めているが、現状、新たな収益の柱となる業態の開発及び育成には
至っていない。15年 6月末の自己資本比率は 78%、実質無借金経営であるなど、財務体質は良好である。
なお、現状の出店ペースは財務リスクを高めるものではない。
(担当)殿村 成信・向谷地 博子 ■ 格付対象
発行体:株式会社木曽路
【据置】
対象 格付 見通し
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格付提供方針に基づくその他開示事項
1. 信用格付を付与した年月日:2015 年 9 月 4 日
2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:島田 卓郎
主任格付アナリスト:殿村 成信
3. 評価の前提・等級基準:
評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp)の「格付方針等」に「信用格付の種類
と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。
4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:
本 件 信 用 格 付の 付 与 にか か る方 法 の 概 要 は、 J C R の ホ ー ムペ ー ジ ( http:/ / www. jcr. co. jp) の 「 格 付 方針 等 」 に 、
「コーポレート等の信用格付方法」(2014 年 11 月 7 日)、「外食」(2011 年 7 月 13 日)として掲載している。
5. 格付関係者:
(発行体・債務者等) 株式会社木曽路
6. 本件信用格付の前提・意義・限界:
本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。
本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性
の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので
はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外
の事項は含まれない。
本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま
た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入
手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。
7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:
・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表
・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明
8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:
J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、
独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、
当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。
9. J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし
■留意事項
本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また
はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、
的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また
は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、
金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因
のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ
って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも
のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として
発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ
を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。
■NR S R O 登録状況
J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating O rganization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラ スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。
■ 本件に関するお問い合わせ先